農林水産省が認めるブランドの証
「地理的表示(GI)保護制度」とは?
地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質等の特性が産地と結び付いており、その結び付きを特定できるような名称(地理的表示)が付されているものについて、その地理的表示を知的財産として国に登録することができる制度です。産品の品質について、国の「お墨付き」を得られることで、産品の適切な評価や価値の維持向上、他の産品との差別化が図れます。さらに、地域ブランドの保護・活用による農山漁村・地域の活性化や伝統的な食文化の継承が期待できます。消費者は数多くある産品の中から品質を保証された産品を購入することができます。また、輸出先国においても日本の真正な特産品であることが明示され、地域特産品の海外展開にも役立ちます。
岡山県初登録
柔らかく、甘みが強い
連島ごぼうは、白肌ごぼう中早生系統品種を用い、洗いごぼうとして出荷しています。収穫後、細い根を取ってよく洗った後、水に浸してそのあとサイズ別に分別します。
洗う手間、アク抜きの手間が省け、すぐに調理でき、皮ごと食べれることが特長です。皮ごと食べることで、食物繊維などの栄養素を効率よく摂取することができます。ごぼう独特の風味を思う存分お楽しみいただけます。
肌が白く、アクが少ない
倉敷市連島地区は、良質な砂地の土壌と、高梁川の豊かな地下水を利用して栽培しています。地形にも恵まれ、砂壌土のため水はけもよく、こぼう栽培に適しています。また、品質向上のため公的機関に依頼して、土壌診断を行い、診断結果に基づき施肥設計を立てる徹底ぶり。深耕を行うことで、通常のごぼうに比べ、根長が揃い、食味はとてもやわらか。柔らかな砂地のおかげで、ストレスを与えることなく柔らかく甘いごぼうに育ちます。
電子レンジ調理における品種別糖度
電子レンジ | 連島ごぼう | 21.4 |
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ゴバルト極早生 | 19.3 | |
新ごぼう | 19.1 | |
渡辺早生 | 19.4 |
福岡県農業総合試験場研究報告より抜粋(2013年3月)
JA晴れの国岡山 農産物イメージキャラクター
JA倉敷管内で生産された農作物を広くPRするために活躍しているキャラクターです。管内の特産品をイメージした個性的なキャラクターの集まりです。
連島ごぼうをイメージした「ごぼう仙人」も仲間の一人。
詳しくキャラクター紹介ページをご覧ください。
応援よろしくお願いいたします。
- まっすぐに育てる
- 一本一本丁寧に
- 年間を通して出荷
- 若い力
「連島ごぼう」は、秋に種をまいて翌年4月~7月頃まで収穫される「秋まきごぼう」と春に種をまいて7月~10月頃まで収穫される「春まきごぼう」の2種類があります。近年、年間を通して美味しい「連島のごぼう」を味わって頂きたいとの思いで、地元生産者と農協の間で研究開発を進め、平成16年度(2004年)より1月~3月にかけて出荷する「新旬ごぼう」の作型に取り組み、現在では、ほぼ一年中、連島ごぼうを食べる事が出来る様になりました。
ごぼう畑の作業を少し簡単にご説明しますと、まず始めに、畑に肥料をやり、ごぼうがまっすぐ育つように、トレンチャーという専用の機械で溝を掘っていき、そこへ深さを均一にして種をまきます。芽が出るまでほぼ毎日水をやり、後は土を寄せ肥料をやって、ごぼうの成長をひたすら待ちます。収穫時期になると、抜き易いように前の日に水をやり、生産者が一本一本丁寧に手で抜きます。その後、細い根を取ってよく洗った後、アクを抜くため水に浸してそのあとサイズ別に分別します。こうして生産者によって手間ひまかけられ大事に育てられたまっすぐな「連島ごぼう」は県内はもとより中四国方面等々へと出荷されて行きます。
後継者に恵まれた活力のある産地
連島ごぼうをもっと身近に
東部出荷組合青年部は9名の後継者で活動しています。
私たちは、「新旬ごぼう」の作型試験等の取り組みから青年部として本格的に始動し、「新旬ごぼう」が市場出荷できるまでになった自信を糧に頑張っています。
現在の活動は主に、地元の小学生にゴボウの抜き取り体験や連島ごぼうの歴史などを知ってもらう食農教育やイベントでの連島ごぼうの販売やPR活動を行っています。
連島ごぼうは何処の産地のゴボウにも負けない自信を持っているので、これからも栽培努力を続け、技術向上を目指し、連島ごぼうをたくさんの方に知ってもらうよう活動を続けていきます。
品質面で全国トップクラス、おいしいごぼうを追及し続ける
倉敷市連島地域では昭和22年(1947年)頃から栽培が始まり、現在では西日本有数のゴボウ産地となっています。品質向上のため毎年土壌診断を行い、肥料成分に気を配りながら土壌を活性化させています。土壌作りを重視した結果、うまみ成分のミネラルを豊富に含んだ甘くておいしい、洗うと肌が白く、肉質がとても柔らかくアクの少ないゴボウとなりました。
GI登録に伴い、品質面では全国トップクラスに位置する「連島ごぼう」を、これからも消費者の食に対するニーズに応えるため、「安全で安心」を提供してまいります。
「食べて納得!!連島ごぼう」を東部出荷組合の合言葉とし、たくさんのお客様に「連島ごぼう」を食べていただき「おいしい」と思っていただけるよう生産者一同、今後もゴボウ栽培を頑張ります。
- 岡山県南部
- 豊かな水
- 温暖な土地
倉敷市連島町はかつて「都羅島」とも呼ばれ、いつしか現在の連島町と呼ばれるようになった。「都羅の小径」(つらのこみち)と呼ばれている西の浦から江長にかけての旧道はかつて瀬戸内海の海岸線を通った道であり、この沿線には古い町並みや「薄田泣菫の生家」「宝島寺」など多くの史跡が残されており、現在では連島の歴史を訪ねるルートとなっています。連島町の東端に位置する江長地区周辺は、元々西と東の2本の川に分かれていた東高梁川が流れており、約100年前の高梁川改修工事によって東高梁川は無くなったが、その土地には多くの砂地が残されており、昭和22年頃からその砂地を利用してごぼうの生産が盛んに行なわれています。現在、中国地方でも有数のごぼう産地となっています。